2007年8月31日金曜日

WISE訪問

先日、WISE(Women Information Service)という、地元NHのNGOを訪問した。ドメスティック・バイオレンスや性的虐待の被害者の支援活動をしている団体。 スタディ・グループの5人で訪問して、WISEのメンバーと彼らが直面する経営課題について4時間ほど議論した。

コミュニティ・ベースの小さなNGOだけあって、最大の課題はやはり資金調達。幅広く資金を集めるためにいかに団体の知名度を高めるか、重要な資金源であるビジネス・コミュニティとのネットワークをどうやって築くか等、ざっくばらんにブレイン・ストーミングをした。 日本で仕事をしてるときは、ボランティアやNGOにあまり関心を払ってこなかったので、彼らの現実や悩み等々色々なことが学べて素直に面白い経験。少し視野を広げることができたかな。

GK

オリエンテーション(続)

オリエンテーションも四日目が終了。明日はCareer Developmentに関するプレゼン(含むゲストスピーカーのスピーチ)があるのみで、ほぼ終わりと言って良い状況である。そのせいか、夜中の3時頃まで寮のホールから騒ぎ声が聞こえてくる。明日午前中の授業でうつらうつらしている学生が多そうだ。(かく言う自分も少々リスキーだが・・・)

今日は予定通りEthicsの授業でプレゼンをし、午後はグループでResume Workshopを行う。自分もInternshipがある為真剣に意見して貰ったが、グループメンバーは皆建設的な意見をどんどん言ってくれ面白かった。2時間程度のWorkshopだったが、皆口を揃えて「It was very productive and exciting」と言っていたくらい、いいミーティングだったと思う。

一旦Breakして夜は再びグループで集まり、Group Norm設定を行った。各自のTuckに於ける目標、将来方向性、強み弱みを話し合った上で、グループとしての目標と守るべき約束を決める。これまた皆がProactiveに話し合うことが出来、なかなかいいグループに入れたのではないかと感じる。Tuck生共通かもしれないが、「いい奴」ばかりですごくうれしい。

折角なので、簡単にメンバーを紹介しておきます。

Joe:Harvard出身、前職は高校のAthletic Managerという異色の経歴。さまざまなスポーツの監督を務め、自身はボートで米国National Teamに入りWorld Cupで銀メダルを取ったこともあるツワモノ。冗談めかして「I love steering」と言っていたが、実際ミーティングの進行や発言のポイントを押さえることに非常に長けている。こういう奴がいると非常に助かります。

Anja:ドイツ人、米国在期間が長く英語はNativeと変わらない。食品関係の会社でProduct Managementを長く務めていたそうで、非常に真面目なタイプ。グループの纏め役を積極的にかってくれ、これまた助かります。

Deni: アメリカ人、グループでは唯一海外経験なし。コンサル出身で、自他共に認める「Outspoken girl」。ズバズバ物を言うタイプだがユーモアもあり楽しい存在。もちろん発言の内容は的確で、Class participationの話になると「I will speak only when I think I can add value to the class」と言い切る。AGMではこういう奴が評価されるのかな。

Chirs: アメリカ人、某大手電機会社のFinancial畑出身。Financeは彼が担当者だ。落ち着きがあり、なんとなくグループのリーダー格という印象。質問の仕方が非常に上手で、「こういうことが言いたいの?」と聞き返す時のポイントの捉え方には感心するばかりである。

Vivek: インド人、某大手IT会社のConsulting部門出身。シンガポールが長く、職業柄アジアを中心に海外経験は最も豊富。転職歴はないものの、レジュメを見て皆驚嘆したくらい経歴は煌びやかで、社内で数々のAwardを取っていたらしい。Workshopでは「Vivekのは文句の付け所がないね」と皆頷いていた程だった。そんな彼もFiance系へのCareer changeを求めてTuckに来たとのことで、頭の良さは相当なものがありそうである。

授業ももちろんだが、クラスメートからは本当に刺激を受ける。社内とはまた違う環境で、精鋭に囲まれて勉強出来る環境をありがたく思う。

MS

2007年8月30日木曜日

オリエンテーション

今週からオリエンテーションが始まった。とはいえかなり本格的で、学校に指名されたスタディ・グループと一緒に毎日ばたばた忙しくしている。

スタディ・グループは総勢5人。これから数ヶ月、毎日濃密な時間を一緒に過ごすことになるが、バックグラウンドも多様で面白そうだ。

アメリカ人(地元NH出身)
アメリカ人(生まれはロシア)
アメリカ人(生まれはアフガニスタン)
ガーナ人(仕事はジンバブエ)
日本人(わたくし)

初めての海外生活ゆえ、彼らと一緒に数時間ぶっ通しで英語で議論をしていると、正直たまに頭の中が真っ白になって気が遠くなるときもあるが、せっかくの機会、どうにかおいていかれないようにがんばってみたい。

GK

2007年8月21日火曜日

International Orientation

8月20日から1週間のInternational Orientationが始まっている。名前の通りInternationalの学生のみを対象にしたもので、参加者は25名程度。内容は主にCultural Differenceに就いての講義、効果的なプレゼンテーションの方法論と実践、少々のケーススタディといったもの。皆英語がNativeでないためBridgeでの議論に比べれば遥かについていきやすく、時間的にもリラックスした内容で、これが最後ののんびりタイムというところである。今のうちに買出しや手続きを済ませ、秋に備えたい。炊飯器を買うかどうかが目下の検討課題である。

昨20日にSSNを取得するため、ConcordのSocial Security Officeに出向く。なかなか場所が分かりづらく、DMVにいったん立ち寄ってOfficeの場所を書いた紙を貰い、それでも迷いながらなんとか到着した。手続きそのものはスムーズにいったが、審査やなんだかんだで2週間はかかると言われ、その間自動車免許取得も携帯電話購入もストップしてしまうことが判明し、9月に一日午後をつぶして免許取得することがほぼ確定。一発合格を心に誓う。

MS

2007年8月19日日曜日

Outward Bound

Outward Boundが終わった。この経験を言葉にするのは非常に難しいが、一言で言えば「良くも悪くも、何物にも代えがたい」経験、かと。10人単位でのSea Kayakingとアウトドア生活を5日間行った(+帰宅に1日)のだが、大きな自然を相手に何とか状況を打破し「生き抜く」ことそのものがこのプログラムの目標であり、そのこと自体に意義がある。そこから何を得るかは個人個人で異なるのだと思うし、内容や環境によっても全く違ってくるだろう。

では自分自身はどうだったか?と振り返ると、そうだなぁ・・・やっぱり行ってよかった、と、月並みながら思う。この5日間は1ヶ月にも感じられるくらい様々な経験が出来たし、リーダーシップ・貢献すること・コミュニケーションの大事さ・家族の存在等等、色々なことを感じられた。後は満天の星空、雨の中で食べたクスクスの味、最後のカヤック漕ぎでのえもいわれぬ達成感、仲間との絆が思い出だ。相当ハードなプログラムであり誰にとっても辛いことは事実だが、このような思いをすることはTuckの授業でもないだろうし、人生でこれ程厳しい生活環境に置かれることは二度とないと思うと、自分を一回り大きくするにはもってこいのプログラムと言えよう。気合を入れて参加されることをお勧めしたい。(逆に言えば、もっとドライにビジネススクールを捉えている方には特段お勧めしない、ということでもあります。)

追伸:Outward Boundの持ち物に就いて。Sea Kayakingが初めてだったこともあり、Tuckから指示されていた物全てが必要という訳ではありませんでした。来年は改善されると思いますが、自分の場合は以下のものが不要でした。備忘録として記載しておきます。

Jacket       現地で「いらない」と言われ置いていきました。
Liner socks    ウールソックスで十分でした。
Sun hat      個人的にはなくても平気でした。
Bandanas      髪の長い人は必要かと思います。
Bowl        グループで用意されていました。
Mug         同上
Spoon        同上
Knife        グループで用意されており、結局使用せず。
Foot Powder    買いませんでした。
Dishwash glove  わざわざ太字で「Strongly Recommended」でしたが不使用。
          手が荒れやすい方は必要かな、と思いました。

MS