2008年2月26日火曜日

Winter授業紹介(4)Corporate Finance

Winterコア科目の紹介も最後になりました。Corporate Financeはその名の通り企業のファイナンスに就いて基礎を学ぶもので、最適資本構成と企業価値評価の2部構成になっています。本格的に勉強のしたことのない自分にとっては、MM Theory*やTax shield等の考え、それらが実際の企業の資本構成にどう関連するかを学ぶのは非常に新鮮でした。もうすぐ授業は終わりになりますが、企業価値評価の基本であるNPV、WACCを使うに当たり用いるべき指標、Comparableを選ぶ基準等のほかリアルオプションの評価方法を具体的に学べ、非常に実戦的な内容です。Tuckに来る前、社内稟議を書く際は「All equtiyベースで評価し、ハードルレートは○○%を使用のこと」という指定が社内統一であったのですが、この授業を受けると非常にラフな指定の仕方でありある意味抜け道だらけであることが実感出来ました。どういう前提の数字なのか、インフレが加味されているのか、それこそリアルオプションの価値をどこまで織り込むのか、、等等、言い出せばキリがありません。要はビジネス環境と自社の立場を考え、最適なターゲットレートを考えることが大事ということかもしれません。

*税金なし・効率的市場・倒産リスクなし・Financing policy変更なし、の条件が揃えば、資本構成の違いは企業価値に影響しない、という理論。先ずこれを学んでから一つ一つ要素を足していくことで、何が企業価値を高めるのかをクリアに把握できます。

一つ面白いのが、この授業はコア科目ながら教授によって全く教えるスタイルが異なることです。これまで学んだコア科目の中でも、教材も違えば試験も評価方法も異なる、というのはこの科目だけです。授業の負荷も全く別次元で、どうしてこのようなスタイルをとっているのかは正直分からず。何れの教授も熱意にあふれているのですが、レベルと負荷の違いは否めず。全く同じ教え方をするのは無理でしょうけど、少し平準化されても良いのかな、と思っています。

MS

2008年2月22日金曜日

Chinese New Year's Party

昨2月21日、中国人学生の主催でChinese New Year's Partyがありました。所謂春節のお祝いなんですが、この忙しい時期にクイズあり踊りありと大変手の込んだ準備がされており、食事もしっかりとChineseのケータリングがアレンジされ、盛大なパーティーとなりました。月並みな感想ではありますが、中国パワーをひしひしと感じました。。

面白かったのが習字で、学生が皆楽しそうに慣れない手つきで習字を楽しんでいました。アトラクションとしても習字が出てきて、Dean自ら筆を取って「福」の文字を書き、喝采を浴びていました。

写真を幾つか。

主催の1年生とパートナー達。



某中国人俳優に似ている、という同級生。



記念に僕も1枚。



僕らも例年KJ Nightと称して韓国・日本共催のパーティを催しているのですが、かなりプレッシャーです。笑

MS

2008年2月19日火曜日

lunch with CEO of CVS pharmacy/CVS Caremark

本日(2月19日)、久々にExecutive lunchの抽選に当たり、CVSのCEOであるMr. Tom Ryanとの昼食会に参加しました。彼は1994年にCVS PharmacyのCEOに就任し、13年間CEOを務め続けているというアメリカでも珍しいケースの方です。2007年にはCaremark(患者とのInterfaceを通じて総合的医療サービスを提供する会社)の買収を実現しています。

CVS Carmark

これまで何回かCEOクラスの方に話を聞く機会がありましたが、最も印象的でした。部屋に入って来た時から最後まで、本当に素晴らしい方だな、と感じ、1時間弱のランチがあっという間に終わってしまいました。これだけのキャリアを持っていながら我々に対しても非常に気さくに接してくれ、全く上から見下ろすような感じがありません。質問にも一つ一つ丁寧に答えてくれ、関連して話してくれるエピソードも面白く話し上手で、こういうタイプのCEOもいるんだな~、と妙に感心してしまいました。

印象深かった言葉を幾つか。

「自分は薬剤師としてCVSに入りその後様々な立場で仕事をしてきたが、とにかく目の前の仕事に真剣に取り組んできた。自分の仕事よりいい仕事があるかもしれない、と考えたことは一度もなかった。君達はこれから色々な分野に出て行くと思うが、目の前の仕事を先ずはきっちりやって、それからキャリアアップを考えるのが一番近道だと思う」

「目下の課題はCaremarkとのCultureを如何に融合させるか。これは出来る出来ないの問題ではない。間違いなく出来る。ただ問題は時間。どれだけ早く出来るかが勝負だ。」

「CVSのミッションは『Easiest drug store for customers』と考えている。Walmartが薬を売るのとは根本的に発想が違う。薬以外のProductも売るが、飽くまでお客様が便利と感じるかどうかが鍵」

「人材活用は大きな課題だが、Keyになる店舗での薬剤師は大きく動かさない。彼らは顧客をひきつける重要なポジションであり、関係を作り上げるのには時間もかかる。店舗のManagerの教育・ローテーションがポイントだ」

Down-to-earthというのはこういう人のことを言うんだろうな、としみじみ感じるランチでした。

MS

2008年2月15日金曜日

今日は、コンサルティング・プロジェクトで顧客となる、水浄化システムを開発しているベンチャー企業を初めて訪問してきた。

当たり前だが、でも改めて驚いてしまったのだが、テクノロジー・ベンチャーのオフィスというのは、東京駅近くのビルの中にあったうちの証券会社のオフィスとはずいぶんと雰囲気が違う。全然ぎすぎすしてない(笑) 一つの会社に長く勤めていると、そのオフィスが世の中の標準で、そこが自分の世界の全てのように思えてくるときがあるが、それはやっぱり錯覚であるわけで。

研究所の中もじっくり見せてもらい、科学者の人から直接、ナノ・テクノロジーを如何に水浄化システムに応用しているかを説明してもらったりもして、普段自分がいる場所からはずいぶん違う世界を見ることができてなかなか楽しかった。小さい頃に上野の科学博物館に連れて行ってもらって大喜びしたときのことを何だか思い出してしまった。

一通りオフィス&研究所を見学した後、今回の僕らのプロジェクトの内容/方向性を議論するため、顧客とのミーティングにうつる。長時間の英語での議論についていくのは相変わらずしんどいが、でも商品を直接見た後にその場でわいた疑問をいくつも質問することができて、なかなか有意義な時間だった。

また、今日は顧客から、Women's Trustというノン・プロフィットの役員にも引き合わせてもらった。この地元ニュー・ハンプシャーの団体は、ガーナでマイクロ・ファイナンス事業を行っている。ガーナの地方都市や農村の実情を、実際に現地に何度も足を運び活動している人の口から聞くことができ、おかげで現地の水事情もずいぶんと具体的にイメージできるようになってきた気がする。

どうやってこの水浄化システムをガーナで活かすことができるのか、どうしたら貧困や病苦に苦しむ人たちに清潔な水を幅広く提供することができるのか、まだまだその目標の実現は夢物語のようだと顧客の一人は言っていたが、目をきらきらさせながらその夢を熱く語る姿は、いい年をした大人が何をなどとけして笑ってはいけない何かを感じてしまった。

GK

2008年2月14日木曜日

Honda

今日のストラテジーの授業で、Hondaのアメリカ進出と成功がとりあげられた。

ケースは前半と後半の2部に別れていて、前半のみが事前課題として配られていた。前半のケースでは、1950年代にアメリカの二輪車市場に進出し、瞬く間にトップ・シェアに上り詰めたHondaの軌跡が、当時のボストン・コンサルティング・グループによるレポートを引用しながら解説されていく。

クラスの中では、なぜHondaはアメリカ進出に成功したのか、その企業戦略の優位性について議論をした。特に、短期的な利益を度外視してマーケティングに重点投資した点、シェア拡大による長期的な成長を優先した点、シェア拡大の結果として大量生産を早期に実現し規模の経済性により生産コストを軽減した点に焦点が当てられた。

ただ、これはあくまで、コンサルティング会社が事後的にHondaを分析した内容をベースに進められた議論。


クラスで一通りの議論を終えたあと、ケースの後半部分が配られた。10分間を与えられ、一気にケースを読む。

冒頭部分から、あれ?という感じで後半ケースは始まった。戦後まもない中で町工場からHondaを立ち上げた本田宗一郎氏にまつわる人間くさいエピソードがまず描かれる。前半部分で説明されていた洗練された大企業のイメージとはえらい違いだ。日本人の僕があれ?と思うくらいなのだから、クラスメートたちの反応はもう言うまでもない。

ようは、後半のケースには、前半のような外部からの事後的な分析でなく、実際にどのような過程をへてHondaが成功することができたのかが、その創業記や立志伝からの引用を中心にして描写されていた。

戦後間もない中、日本政府による通貨統制により、わずかな資金しかアメリカに持ち込めず貧乏暮らしを余儀なくされたこと。英語もほとんど話せず非常に苦労したこと。物も金も何もない中で採算性など考える余裕もなく、長期的な成功を夢見るしかなかったこと。

同じ企業を描いているとはとても思えないほど、前半と後半では対称的な内容だった。そして前半以上に、後半への議論も盛り上がる。好意的な意見がほとんどだったが、アメリカ人のクラスメートたちの口から、創業期のHondaについて色々とコメントを聞くのは何だかとても面白い。

一時間半が一瞬に思える、とても充実した授業だった。

GK

2008年2月13日水曜日

Winter授業紹介(3)Marketing

Marketing(MKT)を紹介します。Marketingのフレームワーク(3C-STP-4P)を中心に様々な事例とケースを用いて学んでいきます。Strategyが企業の「何をするか/しないか」に就いて広く学ぶ科目だとすれば、Marketingは「どう顧客を惹きつけ、ブランドを高め、モノを売っていくか」を深めるタイプの科目というイメージです。(尚、TuckにはMarketing大家のKeller教授がおり、Kotler & Kellerの本がテキストになっています。)


授業ではケースのほか、Markstratというソフトを用いて競争のシミュレーションを行い、Marketingに関わる意思決定がどう株価に影響するかを実践します。また先日はスーパーボウルでのCMを題材に議論しました。STPの観点から、顧客がクリアに定義出来るか・メッセージは明確か・ブランドイメージの向上に繋がっているかを考え、どのCMが最も効果的か意見交換。同じCMでも受け取り方は様々で面白く、例えばVictoria's Secret(女性の下着ブランド)がバレンタインを前に「スーパーボウルはもう終わりだけど、本当のゲームがこれから始まるわよ」と男性にアピールするCMは割と上位にランクされたのですが、授業では「Insulting to women」「It's not a game!!」等否定的な意見も出て、女性の中でも受け取り方が違うんだなー、と妙に感心してしまいました。

ケースで興味深かったのはRange Loverの米国進出です。イギリスではOffroad/Luxury carとしてブランドを確立していたRange Loverが米国に参入するに当たり既存のGeepとどう差別化したか、顧客層をどのように絞り込んで車種を投入したか等、様々な要素を学ぶことが出来ました。Marketingのフレームワークは時にして区別がつきにくいのですが、実例から疑似体験することで性質の違いをクリアにすることが出来ます。ただ、割とほのぼのとした授業で今からFinalが心配です(笑)

MS

2008年2月12日火曜日

スコティッシュ・パーティ

週末の夜、スコットランドのBurns Nightというお祭りを祝うパーティがTuckで開かれた。

パーティ自体は7時半からだったのだが、会場のセット・アップを担当していたので、いそいそと5時くらいから作業をはじめた。梯子を使って壁にスコットランドの旗をかけてデコレーションをしたり、大量のスコッチ・ビールやウィスキーを会場に搬入したり、久々の肉体労働に汗を流す。

会場設営も2時間ほどで終わり、パーティ開始まで少し時間があったので、疲れを癒すためにまずはご褒美の一杯。半年ぶりに口するボウモア。そのピート香をかぐだけで卒倒しそう。幸せすぎます。




一緒に会場を設営したインド人の友人夫婦。マッカランを片手に彼もご機嫌。スコットランド最高。




7時半になり、キルトを着た教授のトーストからパーティは始まった。




伝統料理のハギスを食べて、スコッチ・ビールを飲んで、かなりご機嫌。しばらくすると、今日のために呼んでいたバンドがスコットランド音楽の演奏をはじめた。ダンス・フロアではみんなが踊りだす。ダンスには色々バリエーションがあったが、雰囲気的には昔キャンプ・ファイヤーのときに踊ったマイムマイムが近いか。

しばらくボーっと見ていたが、奥さんになかば強引に手を引かれ、僕もダンスに参加することに。こういうのに参加することはめったにないのだが、軽い酔いも手伝ってか、みんなと一緒にわいわいと踊るのはなかなか楽しかった。



GK

Hockey in winter

秋学期に続いてWinterもホッケーリーグ(Tripod)に参加しています。今シーズンは1年生が主導でチームのキャプテンを務めてますが、2年生にとっては最後のシーズンということで皆気合が半端じゃありません。Tripodリーグといえど結構当たりもきつく、毎回エキサイトしてます。

現状自分の所属するチームは2勝4分と、良く言えば負けなし、悪く言えば勝ちきれない展開が続いてます。(自分は足を引っ張る側なので偉そうなコトいえませんが・・・)3月のBreak前に試合が終わってしまうことを考えるともう何試合もなく、少しでもチームに貢献できるようになれればと思うばかり。悔いのないように頑張りたいと思います。


ところで先日、TuckのA Team(ホッケー経験者によるTuck代表チーム)がHBSと試合をしたので観にいってきました。同じビジネススクールの学生とは思えないレベルの高さで、何でもTuckの二年生には元イタリアリーグのプロ選手までいるとのこと。結果は5-1でTuckが勝利。HBSに勝ったのは3年ぶりとのことで、久しぶりにスカッとした瞬間でした。



MS

2008年2月7日木曜日

First Year Project

Tuckの一年目のカリキュラムは、ファースト・イヤー・プロジェクトで締めくくられる。

これは、秋・冬学期を通じこれまでに教室で学んできた内容をベースに、地元企業やNPOといった実際の顧客を相手にコンサルティング・サービスを提供する、いわば一年目の集大成ともいえるもの。
(または、自分自身が持つ起業のアイディアをベースに、事業計画書を作り上げることもできる。)

これから春学期の終わりまでの数ヶ月をかけ、顧客のニーズを拾い上げ、リサーチを重ね、新たなビジネス・モデルや解決策を検討し、最終的には顧客の前でプレゼンテーションをすることになる。

Tuckへのコンサルティング依頼は、無料なこともあるのだろうが、けっこうバラエティに富んでいて数多く寄せられている。その中から自分が興味を持ったプロジェクトを選んでもいいし、または自分自身でプロジェクトを持ち込んで参加することもできる。


どれにしようか色々悩んだが、最終的に、地元ベンチャーへのコンサルティング・プロジェクトに参加することに決めた。創業者の大学院での研究内容をベースに立ち上げられたばかりの会社で、開発した携帯型の水浄化システムを、清潔な水の入手が困難なために悲惨な状況にあるアフリカ諸国へ販売しようとしている。

まだ、とりあえずもらった資料に簡単に目を通しただけだが、画期的な商品こそあるものの、適正価格、競合商品、流通経路、資金調達手法等々、検討しなければいけない課題は山積みになっているようだ。創業間もないベンチャーというのは皆こんなものなのだろうか。

週末には顧客との初めてのミーティングを予定しているが、顔をつき合わせて色々話す中で、このプロジェクトでの優先順位や検討範囲を絞り込んでいくところからまずは始まっていくのだろうか。

相当大変そうなプロジェクトだが、でも、これからまた仲間たちと何かを作り上げていく作業を思うと、なんだかわくわくしてくる。

アフリカにフィールド調査にも行きたいなぁ。

GK

2008年2月2日土曜日

Winter授業紹介(2)GEM

今回はGEM(Global Economics for Managers)を紹介します。これはいわゆるマクロ経済の授業なのですが、Free Tradeがどのように恩恵をもたらすか、通貨の役割と為替レートの決定要因、政府の金融政策・財政政策と経済の関係等さまざまな側面からグローバル経済のダイナミズムを学んでいきます。一見ビジネスと関係なさそうに見えて、企業活動がもたらす影響に就いて大きな視野を学ぶことができます。

教授はセクションによって異なりますが、当方が習っている教授はProf. Slaugterです。彼はホワイトハウスでアドバイザリーを務めたこともある、この世界では相当名の知れた人物で、2005年からTuckで教えています。今でもワシントンにはちょくちょく足を運んでおり、先日は第一回米中経済会議(とかなんとか)に参加したり、電話でFRBのChairmanと話したりしている為、授業で話すエピソードも臨場感にあふれています。先日日本のゼロ金利に就いて質問をしたところ、「ちょうど昨日日銀のFukuiさんと話ししたけど、彼も結構悩んでいるようだった」と言われ、びびりました。。

授業は毎回数十ページのリーディングを前提に、コールドコールを挟みながらコンセプトの説明が進められます。説明は早口ですが非常にロジカルで、どうやったらこんなスピードで正確且つロジカルに話せるのか、と毎回驚かされています。
この授業ではシンプルなモデルが幾度も登場します。例えばFree Tradeの説明では、世界に一つしか国がなく生産しているモノはシャツとワインのみ、というところから入ります。



この例では供給曲線と需要曲線(Indifference Curve)の接するAが最適な生産ポートフォリオとなります。BやCでは供給価格と需要価格にギャップがあり、供給の少ない製品は利益を求めて生産量を増やすので自然とAにシフトします。これに貿易を加えると、相手国が全く同じ生産・需要構造を持っていない限り、貿易によってより高いWelfareが得られるので、Free Tradeは経済理論上良い効果をもたらす、というのが結論になります。


また、最近の金融政策の授業では「ベビーシッターCo-op」という例が出されました。地元Hanoverでベビーシッターをしたい/求める人達がお互いにベビーシッティングする組合を作り、一回Sitする毎にアイスの棒一本を相手に渡し、その棒はまたSitしてほしい時に使うことが出来ます。ここで産み出されるGDPはSitの回数、通貨はアイスの棒、Sitの価格はアイスの棒1本分です。では、クリスマスを前に何が起こるかというと、皆クリスマスに備えてアイスの棒をキープしたがります。するとSitの供給は増えるものの、需要は極端に減ってしまい、トータルのSit数=GDPが下がる。これが不況です。不況に対応する為には、アイスの棒を一時的に増やすことで皆がクリスマスに想定する需要を満たせるようにする。そうすると皆クリスマスを気にせずアイスの棒を使えるので、クリスマス前の需要が伸びます。ではそのままでいいかというと、クリスマスが終わってしまえば需要は元に戻るので、今度はアイスの棒がたくさんあるので皆Sitをしなくてもよくなります。(アイスの棒を使えば自分達の需要は満たされる)今度は供給が落ち込み、需要が満たされなくなるので再び不況に陥ります。よって需要期が終わり次第、アイスの棒を市場から回収しなくてはなりません。


少々長くなりましたが、このような説明の中で教授が常に強調するのは「Build your intuition」というフレーズです。教授は「一つ一つの図や数式を暗記する必要はない、理屈を理解して直感を育てることが近い将来Managerになる君達にとって必要なことだ」と力強く語ってくれます。きっとこの授業を受けていてよかったな、と思うのは少々先になってからになるのでしょう。来週はCase write-upもあり大変になりそうですが、Intuitionを身につけるべく、くらいついていこうと思います。

MS