2008年9月30日火曜日

Heinzの社長来たる。

グローバル戦略の授業に、今日はゲスト・スピーカーとしてハインツのCEOが来た。


ケチャップのハインツ。日本ではそれほど知られていないかもしれないが、文句無しに世界を代表する企業の一つだ。

そのCEOが、このクラスをとっているたった40人のTuck生のためだけにわざわざこのニュー・イングランドの片田舎まで来て、目の前で熱く語ってくれる。この上ない贅沢だと思う。まさに、アメリカのトップ10のMBAに来てよかったと思う瞬間かもしれない。


元々はアメリカのケチャップ・メーカーであったハインツも、いまやその売上の過半を海外から得るグローバル食品企業に成長している。今日のスピーチの中でも、ロシア、中国、インドといった、巨大な新興市場を前にいかにブランドを浸透させていくか、新たに育つ中産階級に対しいかにハインツ製品をアピールしていくか、その戦略に焦点があてられていた。


しかしアメリカのトップ・エグゼクティブのスピーチを聞くたびに思うのだが、日本のそれと比べ、格段にプレゼンテーションが上手い。

話の構成、声のトーン、目線の配り方、足の運び方。全てがきちんと計算されていて、今日のそれもほんとお手本にしたくなるような話し方だった。


ちなみにこれは、今日のお土産に頂いたハインツのケチャップ。ちゃんと当校のラベルが貼ってあったりする。





授業を終え、充実した気分で学校を後に。

放課後、ちょっと天気は曇りがちでいまいちだったが、今日は妻を連れ出し隣町のQuecheeまで散歩しに行った。

徐々に徐々に、紅葉があちらこちらで始まりだしている。橋の上から渓谷を望み、写真を撮ってみる。






これはお土産やさんでの一枚。これ誰が買うんだろう。。。と思いつつ、可愛らしさに思わず撮ってしまった。



GK

2008年9月25日木曜日

ロック・クライミング

Tuckでも知らない人が多いのだが、校舎から百メートルほどのところにインドア・クライミング・ジムの設備がある。

日本にいる頃にはクライミングなんて考えたことも無かったが、たまたま同級生にインストラクターの免許をもっているフランス人がいて、彼に誘われるままに始めてみたらこれが意外に面白かった。

初めてクライミングに挑戦した日の翌日は、両腕が激しい筋肉痛に襲われてひどい目にあったが、それも最初のことだけですぐに慣れてしまった。

ところで、とにかく高いところに登るのが難易度の高いクライミングだと昔は思い込んでいたのだが、どうやらそうではないらしい。やってみて初めて知ったのだが、壁のとっかかりの掴みやすさや足場の大きさの方が難易度を決めるよっぽど重要な要因。

ここのジムには初級者コースから上級者向けまで多彩なコースがあって、僕のようなど素人でも十分に楽しめる。


ちなみに、今週末は車で50分ほどのRumneyというところへ行って、人生31年の中で初めてのアウトドア・クライミングにも挑戦する予定。ここニュー・ハンプシャー州は自然の宝庫なので、そういったアウトドアを楽しむ環境が近場に充実しているのだ。

「アウトドア・クライミング!?」と僕はかなりびびっていたのだが、「しっかりとルールさえ守れば初心者でも十分に楽しめるよ」と彼に言われ行く気になってみた。

後は天気しだいかなぁ。晴れることを祈るのみ。



初心者でも補助ロープがあるので安心



傾斜が急なところは難易度が高く僕にはまだ難しい



GK

2008年9月21日日曜日

寮生活

さて、今回は寮生活について少し触れたいと思います。


Tuckには現在2つ寮があり、Buchananという長い歴史を持つ寮と
Whittemoreという比較的新しい寮です。
Buchananの方は今年の冬には閉鎖予定で、
真新しい寮が今も着々と入居に向けた準備をしています。


私が住むWhittemoreは多くの大学の施設や部屋の名前がそうであるように、
Tuck卒業生のWhittemoreさんにちなんで名前をつけたものです。


Whittemoreの部屋は日本のサイズで言うところの6畳から8畳くらいでしょうか。
それでも、必要最低限の荷物だけだと、十分広い印象です。
備え付けのクローゼットなども広く、ベッドも広い。
何よりも、机が横幅2メートルくらいなのがとても快適です。











寮の中にはランドリー、小さなジム、Study Roomなどなどがありますが、
部屋にキッチンがなく、ところどころにミニキッチンが配置されていて
電子レンジなどはあるのですが、コンロはなし。
食事がちょっと寂しくなるのが難点です。


その代わり、部屋が近くの人とは仲良くなる比率も高く、
私の部屋の近くには
ブラジル人、アルゼンチン人、チリ人、インド人、
ベルギー人、フランス人、イタリア人。
比較的ラテンののりが強いですが、楽しくもあります。


かといってプライバシーがないような生活ではまったくなく、
でも、寂しい思いもしない、というバランスがちょうどよいかな、と思っています。

YW

2008年9月17日水曜日

初めて始めてみました。

遅ればせながらT'10(現1年生)初の投稿させて頂きます。

まったくの新しい環境と噂に違わぬ勉強量に囲まれ、いつの間にかジェットコースターのような半月が過ぎ去ってました。素晴らしいクラスメート、教授陣、スタッフ、設備とほぼ完璧な環境が用意され、中でも極めて高いクラスメートの多様性はとても刺激的。まさに世界各国から各種ビジネス界出身はもちろん企業家、教育者、軍人、ジャーナリスト、弁護士、スポーツ選手、慈善活動家とあげれば切がない。 そんな仲間それぞれが初Group Study、初Cold Call、初Solver(Excel機能の一つ)と学びの種がいっぱいの毎日を過ごしてます。というか個人的にはすでに消化不良。当たり前ながら徹底的な英語環境に脳みそオーバーヒート気味。(と言いつつここは気分転換にと投稿してみちゃいましたが)

気分転換といえば皆は凄い。さっきまで財務分析や決定科学の予習・復習に精を出し、経営分析のケーススタディーの熱い議論を交わしてたかと思うと、夜になるときっちりPartyに出かけるのである。週末は毎日、平日さえも夜な夜なこの小さな町のどこかで行われる。もちろん全員とは言わないもかなりの人数が参加している。にもかかわらずほぼ全員完璧に勉強をこなし、授業での口達者っプリには閉口するしかない。(Native達にとっても決して簡単な勉強量ではないはずなのに・・・。) 

勉強に追われついついこういった絶好の社交機会を逃していたが、ようやく初参加したのが先週末の80's Party。単純明快、1980年代ファッションを身に纏い、集い、騒ぐ、のみである。 結局、80'sの定義を理解することもなかったけれど、皆のコスチュームとクレイジーな盛り上がりに最高の夜を過せた。この異常な盛り上がりが勉学による日々のストレスと正比例関係にあると感じるのは自分だけだろうか・・・?

RK






2008年9月12日金曜日

新年度の始まり

新年度の始まり

いよいよ来週から、MBA2年目の授業が始まる。長い長いと思っていた2年間のアメリカ生活も、気づけば来年6月の卒業まで後9ヶ月。ゴールが視野に入ってきてしまった。どこまで実のあるものにできるか。全ては自分しだいなんだろう。

Tuckの1年目の授業はほぼ全てが必修科目であったが、2年目からは選択科目を自由に取れるようになる。この秋学期は、自分の興味のある金融関係を中心に次の4科目を履修することにした。

Corporate Restructuring (企業再生)
Financial Statement Interpretation & Analysis (財務諸表分析)
Real Estate (不動産)
Global Strategy & Implementation (グローバル企業戦略)

昨日さっそく、学校に立ち寄ってコース・パケットを受け取ってきた。この中には毎回の授業に使うテキストやケース・スタディが入っているのだが、しかし分厚い。。。 重々分かってはいるのだが、これをまた毎日毎日何時間もかけて読んで議論をしてとするのかと思うと、ちょっと気が重い。

Tuckでの1年目では本当に素晴らしい経験ができたが、まだまだやり残したことも多いように思う。2年目も気合を入れてがんばろう。

GK