今日は、Tuckのボランティア・クラブ主催の企画に参加し、隣町にある”The Good Neighbor Health Clinic” へ行ってきた。
ここは、健康保険に加入できない低所得者層を対象に、無料で医療を提供しているNPO (non-profit organization)。
ちなみに今日のボランティアの内容は、履歴書の選考方法についてのアドバイスというもの。彼らが新たにExecutive Directorを雇おうとしているのだけれど、数多く寄せられるだろう履歴書の中から、いかに有望な候補者を絞り込んでいくかを一緒にかんがえてほしいとのこと。
幼稚園の壁のデコレーションとか庭の掃除とか身体を使うボランティアを想像していたのでちょっと意外な内容だったが、おばあちゃんたちの話を聞き色々と相談に乗るのはなかなか楽しかった。
「Executive Directorにはコミュニケーション能力は必須だろう。協力してくれているDoctorやNurseたちをはじめ、うちには100人以上のボランティアがいるのだから。でもそれを履歴書からどうやって見極めようか?」
「とはいえ、やっぱり田舎町の小さな組織なのだから、決められた自分の仕事しかしないような人は困る。ちゃんと雪かきだってしてくれなきゃ。」
Executive Directorの資質として優先度の高い項目を聞き出し、それを整理して、最終的には履歴書評価表のチェック・シートを作成した。おばあちゃんたちの顔を見る限り、けっこう満足してもらえたもよう。
しかし、ここで出会うアメリカ人たちは、ほんと驚くほどに社会貢献やボランティアに対する意識が高い。この国は日本に比べ貧富の差が大きいということや、僕が今比較的所得水準の高い地域に住んでいるということもあるのだろうが。
日本にいたころ、自分がボランティアに参加するなんてあんまり考えたことなかった。ここにいると、その機会が周りにいくらでもあるので、何だかすごく自然に参加できてしまう。自分がしたことのないことに挑戦するというのは、やっぱり面白いものだ。
GK
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