CMの最後はこんなコメントで締めくくられた:
「自分はお金がほしくて教鞭を執っている訳ではない。ここでの給料はBeer Money(ビールを買う為のお小遣い)みたいなものだ。じゃぁ何で来ているか?もう自分は子供も二十歳と二十二歳になり、自分の話を余り聞かなくなった。奥さんはとっくの昔に話を聞かなくなったので、自分の話を一生懸命聞くような相手は周りにいない(爆笑)。
ここに来れば自分の話を60人以上の生徒が真剣に聞いてくれて、それで給料も貰える。こんな素晴らしいことはない。時には自分の教えたAlumniから手紙を貰うこともある。(といって最近貰ったというグリーティングカードを読み上げる)これだから、辞められないんだ。
18回の授業は本当に大変だったと思う。時にはクラス中がBlank face(ぽかんとした顔)になっている時もあったが、よくついてきてくれた。君達がFinanceの世界に行くか分からないが、少しでも君達の役に立てば有難い。Thank you」
しばらく拍手が鳴り止まなかった。
授業の後、席を立とうとする学生を一人の学生が「ちょっと待って」と止める。実は自分も携わっていたのだが、最後にセクション・アワードを発表するのである。シャンパンが振舞われ、クラスで一番質問してた奴、将来大統領になりそうな奴、寝てばかりだった奴、等等各賞を投票をもとにして発表していくのだ。15分足らずのプレゼンだったが、大うけで本当に嬉しかった。何せこの為に昨晩、プレゼン作成チームは11時から4時半まで起きていたのだから・・おかげで授業は死にそうだったけど、授業の課題以上に皆が真剣になって取り組んだ充実感はこの上ないものがあった。
アワードはこんな感じ。
「Most likely to date an undergrad(アングラの学生とデートしそうな奴)」
アワードされなかったクラスメートにもスライドを用意し、クラス全員が登場。
最後に、みんなで記念撮影。寒い中外に出て、セクションTシャツを着てパチリ。
素晴らしい仲間達と最高の経験が出来たこの4ヶ月。思い出は尽きない。
MS