2008年1月16日水曜日

Staples

今週は講演づいている。今日は、Staplesの役員(Senior Vice President of Product)からマーケティング戦略について聞く。

今期はマーケティングの授業があるが、この分野を学ぶのは生まれて初めて。習ったばかりのマーケティング理論が、実際に小売業の企業の中でどのように応用されているのかを知ることができ素直に面白かった。

小企業/ホーム・オフィスへの顧客のターゲティング、同業他社の中でのポジショニングの策定、"EASY" ブランドの立ち上げに始まり、そのブランドを如何に顧客や全従業員へ浸透させていくか、ブランドの顧客浸透度をどのように検証するか等、最後まで飽きないプレゼンだった。

感心したのは、"Easy"という言葉の分かりやすさ。「Staplesに行けば、手間取ることなく"Easy"に買い物を楽しめる」という顧客へのメッセージにしろ、「顧客が"Easy"に買い物を楽しむために、店員は何をすればいいのか」という従業員へのメッセージにしろ、簡単に理解できる。

一方で、いくつかの他の企業の事例を思い返してみた。かっこよくはあるが、でも何を言っているのかしたいのかよく分からない標語/ブランドや、従業員にあまり理解されていない経営方針って、意外と多い気がする。経営陣や本部がブランド戦略を策定しても、顧客や従業員に届かなければ意味がないのかなと。

まだ学び始めたばかりだが、マーケティングというのはなかなか奥が深そうだ。分厚いテキストには時に辟易するけど、くじけず頑張って勉強してみたい。

GK

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