2008年2月7日木曜日

First Year Project

Tuckの一年目のカリキュラムは、ファースト・イヤー・プロジェクトで締めくくられる。

これは、秋・冬学期を通じこれまでに教室で学んできた内容をベースに、地元企業やNPOといった実際の顧客を相手にコンサルティング・サービスを提供する、いわば一年目の集大成ともいえるもの。
(または、自分自身が持つ起業のアイディアをベースに、事業計画書を作り上げることもできる。)

これから春学期の終わりまでの数ヶ月をかけ、顧客のニーズを拾い上げ、リサーチを重ね、新たなビジネス・モデルや解決策を検討し、最終的には顧客の前でプレゼンテーションをすることになる。

Tuckへのコンサルティング依頼は、無料なこともあるのだろうが、けっこうバラエティに富んでいて数多く寄せられている。その中から自分が興味を持ったプロジェクトを選んでもいいし、または自分自身でプロジェクトを持ち込んで参加することもできる。


どれにしようか色々悩んだが、最終的に、地元ベンチャーへのコンサルティング・プロジェクトに参加することに決めた。創業者の大学院での研究内容をベースに立ち上げられたばかりの会社で、開発した携帯型の水浄化システムを、清潔な水の入手が困難なために悲惨な状況にあるアフリカ諸国へ販売しようとしている。

まだ、とりあえずもらった資料に簡単に目を通しただけだが、画期的な商品こそあるものの、適正価格、競合商品、流通経路、資金調達手法等々、検討しなければいけない課題は山積みになっているようだ。創業間もないベンチャーというのは皆こんなものなのだろうか。

週末には顧客との初めてのミーティングを予定しているが、顔をつき合わせて色々話す中で、このプロジェクトでの優先順位や検討範囲を絞り込んでいくところからまずは始まっていくのだろうか。

相当大変そうなプロジェクトだが、でも、これからまた仲間たちと何かを作り上げていく作業を思うと、なんだかわくわくしてくる。

アフリカにフィールド調査にも行きたいなぁ。

GK

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