2009年2月11日水曜日

予想もできない人生

Field Study of Private Equityの授業に、駐バミューダ米国総領事のGregory Slayton氏がゲストとして招かれ、話を聞くことができた。

氏はヴェンチャー・キャピタリストととしてはかなり珍しい経歴の持ち主。しかも5ヶ国語を操るとのこと。

ダートマス大学
→アジア、ラテン・アメリカ、アフリカでNPO活動
→病気療養のためアフリカから帰国
→ハーバードMBA
→コンサル(マッキンゼー)
→ベンチャー企業CEO
→ベンチャー・キャピタル創業
→駐バミューダ米国総領事

「振り返ってみて、なぜこんなキャリア・パスを歩んできたのか、もちろん予定なんてしていなかったし自分でもよく分からない」と、しかし充実した表情で楽しそうに言っていたのが非常に印象的だった。

自分も気づけばアメリカのMBAに来てしまい、何で今ここにいるんだろうとたまに思うときがある。また10年、20年と経ったときに、「振り返ってみたら、昔は予想もしなかったような面白い人生だったな。」と言えるようでありたいと思う。



ところで、結局断ったものの、昔アフリカにいたときに働いていた国際NPOから、CEO就任のオファーが最近あったそうだ。

「あのまま瀕死の重病にかからず、アフリカでNPOのフィールド・ワーカーとして働き続けていたら、そこのCEOになってくれなんていわれることは絶対に無かっただろう。」

と感慨深げに語っていたが、確かにその通りだと思う。一つの狭い社会の枠に囚われず、広い世界で様々な経験を積んできているからこそ、CEOにと請われることもあるのだろう。

GK

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